メンタル不調者に対する栄養療法の症例検討
心身症や精神障害に対しては、薬物療法が一般的ではありますが、栄養療法を併用することにより症状の早期の改善が期待できます。また、難治化した症例に対しても、バイオメディカル療法を加えることにより、劇的な改善の見られることがあり、実際の症例を挙げながらその治療方法について解説します
プロフィール
略歴
1978年 東京医科歯科大学医学部卒業
1979年 九州大学医学部付属病院 心療内科勤務
1980年 北九州市立小倉病院 内科勤務
1986年 Mayo clinic Emergency Room(U.S.A) Visiting Clinician
1987年 東京都立広尾病院 麻酔科勤務
1989年 木原病院勤務
1998年 テーオーシービル診療所 心療内科勤務
2002年 女性のための生涯医療センターViVi 心療内科非常勤勤務
2005年 ひめのともみクリニック開設
2006年 日本薬科大学 漢方薬学科 教授就任 ※2021年 退官
活動
日本心身医学会専門医、日本心療内科学会登録医、日本東洋医学会専門医
資格
日本心身医学会評議員、日本心療内科学会評議員、日本オーソモレキュラー医学会理事、 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所理事、点滴療法研究会ボードメンバーなど
著書
『⼼療内科に⾏く前に⾷事を変えなさい』(⻘春出版社)
『疲れがなかなかとれないのは「脳」が原因だった』(青春文庫)
『美しくなりたければ⾷べなさい』(三笠書房)
『女の取扱説明書』(SB新書)
『認知症になりたくなければラーメンをやめなさい』(講談社)
『⼼療内科医が教える疲れとストレスからの回復ごはん』(⼤和書房) ほか多数
論文
1. 出版不能に陥った睡眠相遅延症候群の2 症例 治療(J.Therap.)73(6):1221-1229,1991
2. 本態性低血圧に関する断面調査と愁訴調査および循環動態 民族衛生 60(6):229-314,1994
3. 起立失調症候群の心エコー所見と立位心電図、小心臓、および自覚症状との関係性について 循環器心身医学研究会誌47:24-26,1996
4. 食物運動負荷試験により乳酸とヒスタミンの上昇をみたThe allergic tension fatigue syndrome(ATFS)の1症例 アレルギーの臨床17(9):38-43,1997
5. 機能性低血糖症に起因する女性の精神障害 性差と医療2(10),1995-1200,2005
6. 女性の心身症,精神障害におけるメディカルサプリメントの有用性について
女性心身医学会誌 12(1,2): 277-287, 2007
7. 心療内科における女性受診者の特徴について 日本心療内科学会誌 12(1):19,2008
8. 文化の脳科学的解明 ―情動と知性― 国際異文化学会誌2007
9. オーソモレキュラー医学が開く心身医学の新しい世界 心身医学 59(4):292-293,2019